腰痛の名探偵と、元気すぎる女子高生助手。
そんな凸凹コンビが活躍する『まったく最近の探偵ときたら』は、アニメ化をきっかけに、原作コミックにも再注目が集まっています。
この記事では、最新刊情報やこれまでの刊行状況、さらに電子書籍での読み方や全巻セットの入手方法まで、わかりやすく解説します。
「どこまで出てるの?」「次の巻はいつ?」「今からでも追いつける?」
そんな疑問に、ひとつひとつ答えていきます。
- 『まったく最近の探偵ときたら』の原作情報と魅力
- 各巻のあらすじや注目回、最新刊・第16巻の発売予測
- 紙・電子書籍の購入方法やおすすめストアの比較
『まったく最近の探偵ときたら』とは?|原作の基本情報と魅力
『まったく最近の探偵ときたら』は、五十嵐正邦による日本の漫画作品です。
『電撃マオウ』(KADOKAWA)にて2021年より連載中で、ジャンルとしてはコメディ×ミステリー×人間ドラマに分類されます。
主人公は、かつて「高校生名探偵」として名を馳せた男・名雲桂一郎(35歳)。
しかし現在の彼は、腰痛とスマホ音痴に悩まされる、冴えない“おじさん”探偵。
そんな彼のもとに突如現れたのが、探偵に憧れる女子高生・真白です。
本作は、このふたりの“年齢も価値観も違うバディ”が、
日常に潜む小さな謎をゆるやかに解きほぐしていく、“関係性中心型の探偵物語”となっています。
■ 物語のキーワード
- “元・名探偵”という肩書きに囚われた大人の焦燥
- “いま”を全力で駆ける少女のまっすぐさ
- 世代・価値観・テンポのズレから生まれる笑いと気づき
ギャグのテンポは軽やかでも、セリフの裏にあるものは意外と重い。
「笑ったあとに、少しだけ胸に残るものがある」——それがこの作品の真骨頂です。
名雲と真白の関係は、はじめはまったくかみ合いません。
でも、共に行動するなかで少しずつ変わっていく距離感や、言葉にしない信頼が、ページの余白からにじんでくる。
だからこそ、読み進めるほどに「このふたりの関係をもっと見ていたい」と思わせてくれるのです。
『まったく最近の探偵ときたら』は、派手な事件も、壮大な陰謀もないかもしれません。
けれど、“誰かと過ごす時間の重み”を、ゆるやかに、でも確かに描いています。
そんな静かな熱量が、この作品のいちばんの魅力です。
原作コミックの刊行情報まとめ|巻数・出版社・連載開始時期
『まったく最近の探偵ときたら』の原作コミックは、五十嵐正邦によって描かれ、KADOKAWAの『電撃マオウ』にて2021年より連載中です。
アニメ化によって注目が高まるなか、原作コミックの刊行状況も再び話題となっています。
■ 現在の刊行状況(2025年7月時点)
- 連載開始:2021年(『電撃マオウ』にて)
- 発行レーベル:電撃コミックスNEXT
- 出版社:KADOKAWA
- 既刊巻数:15巻(最新刊は2024年8月27日発売の第15巻)
■ 各巻の基本データ
- 判型:B6判
- 定価:おおよそ814円(税込)/電子版も同価格帯で配信
- 最新刊(15巻):宿敵“ハーメルン”登場回が収録され、シリーズ最大の山場に
なお、次巻にあたる第16巻の発売日は未発表ですが、2025年9月頃の刊行が予想されています(非公式情報)。
続刊を心待ちにしている読者にとって、今がまさに“読み返し”や“買い揃え”の好機と言えるでしょう。
これから読む人も、途中で止まっていた人も。
名雲と真白の関係が少しずつ変わっていく様子を、ぜひ“巻ごと”に味わってください。
各巻のあらすじ・注目回ガイド|“探偵劇”の進化が見える
原作コミックは2024年8月時点で全15巻刊行されており、巻を追うごとに“名雲と真白の関係性”がじんわりと深まっていきます。
ここでは特に印象的な巻をピックアップし、探偵劇としての魅力や成長要素を整理しました。
-
第1巻(2016年7月刊行)
名雲が「くたびれたおじさん探偵」として登場し、真白が事務所に飛び込む導入巻。
おじさんあるあると世代ギャップが滑らかに交わる、作品の“動き出し”です。 -
第5巻
真白の“電子ドラッグで犬化”という奇天烈展開。
コメディの強さとキャラたちの個性が光り、探偵としての“凸凹コンビ”が確立されます。 -
第6巻
霊能力者が絡む依頼によって、ホラー風の演出とミステリーの軽妙さが組み合わさった一話完結型エピソード。 -
第14巻(2023年7月刊行)
サウナ回で“狂うおじさん探偵”としての名雲のユーモラスな一面が強調され、コメディと人物描写のバランスに注目。 -
第15巻(2024年8月刊行)
宿敵ハーメルン登場で本格派探偵要素が一気に加速。
過去との向き合いが描かれ、探偵ドラマとしての厚みが増しています。
各巻ごとに異なる“謎のタネ”がありつつ、ふたりだけの距離感が少しずつ紡がれていく構成が魅力。
ページを重ねるごとに、探偵劇としての“遊び”と“深み”が交差していくのを感じられるはずです。
最新刊は第15巻!|収録内容と見どころポイント
2024年8月27日に発売された『まったく最近の探偵ときたら』第15巻は、シリーズの中でも特に“転機”と呼べる重要巻です。
探偵としての名雲の過去と、現在に迫る“宿敵”の存在が、物語に大きな揺らぎをもたらします。
■ 収録エピソードの概要
- 新たな敵キャラ「ハーメルン」が登場し、名雲の“高校時代の記憶”と向き合うことに
- 真白とのコンビにこれまでにないほどの“揺らぎ”が生まれる
- 事件そのものよりも、“推理という行為”に対する価値観のズレが問われる
■ 読みどころポイント
この巻では、名雲という人物の「過去と今」が丁寧に重ね描かれます。
ただのコミカルな探偵ではない、“背負ってきた時間の重み”が明かされることで、作品全体のトーンも一段階深まります。
また、宿敵ハーメルンの登場は、単なる“敵キャラ”の枠を超え、名雲の「探偵」としての信念を映し出す鏡のような存在として描かれているのも注目ポイントです。
■ 真白の視点にも変化が
相棒としての信頼は揺るぎないものの、名雲の過去に触れることで、真白自身も自問自答を始める展開へ。
「なぜ探偵になりたいのか」「何を“見たい”のか」——彼女のまっすぐさに、一層の深みが加わっていきます。
第15巻は、“笑い”や“日常”だけでは語れない、
この作品の“核心”に近づく一冊です。
第16巻の発売日はいつ?|過去スケジュールから予測
『まったく最近の探偵ときたら』の最新刊・第15巻が発売されたのは2024年8月27日。
それ以前の刊行ペースを見ると、年に1冊のペースで安定しており、16巻の発売もそう遠くはなさそうです。
■ これまでの刊行スケジュール
- 第13巻:2022年9月発売
- 第14巻:2023年7月27日発売
- 第15巻:2024年8月27日発売
このように、おおよそ「1年に1巻」のペースで刊行されていることがわかります。
このリズムを踏襲するならば、第16巻の発売日は2025年秋頃(8〜9月)と予想されます。
■ 非公式ながら有力な発売予想日
ネット書籍情報サイトなどでは、2025年9月28日頃という予測日が挙げられています(※現時点では未確定情報)。
公式からの発表はまだありませんが、例年通りのスケジュールであれば大きく外れることはないでしょう。
■ 発売日決定の際にチェックすべき情報源
- 『電撃マオウ』本誌での巻末告知
- 公式サイトの「BOOKS」ページ(こちら)
- KADOKAWA公式商品ページ
第16巻では、おそらくハーメルン編の決着や、名雲と真白の関係性の“転換点”が描かれるはず。
待ち遠しい人は、今一度これまでの巻を読み返して、再会の準備をしておきましょう。
第14巻はどんな巻だった?|過去重要巻の振り返り
『まったく最近の探偵ときたら』第14巻(2023年7月27日発売)は、シリーズ全体の中でも“コメディ色”が特に濃い巻として印象的です。
ですがその一方で、名雲と真白の信頼関係の“揺れ”や、他キャラとの距離の変化がさりげなく描かれた、“静かな転機”でもあります。
■ 主な収録エピソードと見どころ
- 探偵たちのサウナ修行編:名雲の“脱水寸前ギャグ”が炸裂しつつ、真白のひたむきな姿が胸を打つ
- 探偵事務所の日常話:ケルベロスの登場シーンが増え、動物(?)キャラとしての存在感がアップ
- 若手探偵チームとの再会:翌檜ユウやハナらとのやり取りが増え、名雲の“師匠らしさ”が強調される
■ コメディの裏にある、ほんの小さな違和感
第14巻は、一見すると「笑いの多い回」が続きます。
しかしその中に、名雲が口をつぐむ場面や、真白が“聞き返さなかった言葉”など、わずかな沈黙が多く散りばめられています。
たとえば、サウナの熱気にやられた名雲が「おまえは、オレと似てないからいい」と漏らすシーン。
ギャグの流れで読み飛ばしてしまいそうになりますが、ここにはふたりの関係性の“ズレと安心感”が凝縮されています。
■ “何も起きない”巻に、実はすべてがある
第14巻には大きな事件は起きません。ですが、“何も起きない日常”の中にこそ、この作品らしい感情の機微があります。
笑って、少し泣いて、でも何より「またこの二人を見たい」と思わせてくれる。
そんな、物語の呼吸を整える巻として、14巻は確かな役割を果たしているのです。
全巻一気読みしたい人へ|紙・電子どちらで買うべき?
『まったく最近の探偵ときたら』をこれから読んでみたい——そんな方の中には、
「紙で買うべきか、電子書籍でまとめ買いするべきか」迷っている方も多いのではないでしょうか。
ここではそれぞれのメリット・デメリットを比較しながら、あなたに合った選び方をご提案します。
■ 紙コミックで揃える場合
- メリット:本棚に並べて満足感◎、読了の余韻が強い、表紙の質感も楽しめる
- デメリット:収納スペースが必要、購入のたびに送料・在庫リスクあり
紙で読むと、名雲と真白の距離感の“間”がページめくりの速度に反映されて、
物語に“リズム”が出るという声も。「作品世界に没入したい」という方には紙版がおすすめです。
■ 電子書籍で揃える場合
- メリット:すぐ読める、持ち運び◎、セール時に安く揃えられる
- デメリット:端末によっては見づらいことも、物理的な所有感は薄い
電子なら最新刊まで一気読みもスムーズ。
「すぐ読みたい」「試し読みしたい」というライトユーザーには非常に便利です。
また、書店で見つけにくい巻も簡単に入手できるのが魅力です。
■ こんな人におすすめ!
- じっくり読み返したい・表紙や装丁を楽しみたい → 紙版
- スキマ時間に読み進めたい・場所を取りたくない → 電子版
どちらを選んでも、名雲と真白の“ちぐはぐで、でも温かい時間”は変わらず届きます。
あなたの“読み方”にあったスタイルで、この探偵劇を迎えてください。
電子書籍はどこで読める?|Kindle・BookWalkerほか主要ストア一覧
『まったく最近の探偵ときたら』の原作コミックは、以下の主要電子書籍ストアで配信中です。
すぐに読めるという点では電子書籍が圧倒的に便利。セールやキャンペーンも頻繁に行われており、
「気になっていたけど買い逃していた」という方にこそチェックしていただきたいところです。
■ 主な配信ストア一覧(2025年7月現在)
- Kindle(Amazon):大手ならではの安定性。セール時期の割引も◎
- BOOK☆WALKER:KADOKAWA直営。購入でコイン還元あり
- コミックシーモア:初回登録でお得なクーポンが使える
- Renta!:48時間レンタルで手軽に試し読みが可能
- 楽天Kobo:楽天ポイントを活用でき、まとめ買い向き
- DMMブックス:定期的な大幅割引セールが魅力
どのストアも、最新第15巻まで配信中。検索欄に「まったく最近の探偵ときたら」と入力すればすぐに見つかります。
■ ストアごとの特徴をざっくり比較
ストア名 | 特徴 | おすすめ度 |
---|---|---|
Kindle | Amazon利用者には馴染み深く、端末の互換性も高い | ★★★★★ |
BOOK☆WALKER | KADOKAWA系の還元&イベントが多い | ★★★★★ |
コミックシーモア | 豊富なジャンルと初回特典が魅力 | ★★★★☆ |
楽天Kobo | 楽天ポイントが使えてお得感あり | ★★★★☆ |
DMMブックス | 不定期の大型セールが狙い目 | ★★★★☆ |
あなたのライフスタイルに合ったストアで、ぜひこの“声じゃなくて、ページで届く物語”を味わってみてください。
まとめ|“ページをめくる”ことで見える名雲と真白の“距離感”
『まったく最近の探偵ときたら』は、派手な事件や大きな謎よりも、
ふたりの“空気”や“間”に重きを置いた作品です。
原作コミックを通して感じられるのは、声ではなく「行間」に宿るやりとり。
真白のちょっとした沈黙、名雲の言いかけたセリフ——それらを読み取るのは、“ページをめくる速度”を自分で決められる漫画という媒体ならではの体験です。
そして巻数を重ねるほどに、名雲と真白の距離は変わっていきます。
最初はズレていたふたりが、事件を経て、ほんの少しずつ歩幅を合わせていく——その変化は一気読みの中でこそ、より鮮明に浮かび上がるでしょう。
「探偵もの」と聞いて、硬派な推理を期待すると少し肩透かしかもしれません。
でも、「人の関係がゆっくりと変わっていく過程」を愛おしく思える人なら、
きっとこの物語は、心のどこかに居場所を残してくれます。
名雲と真白、そしてその周囲の人々が織りなす日々は、事件よりも先に、
あなた自身の“記憶”に小さな足あとを残すはずです。
- 原作は五十嵐正邦によるギャグミステリー漫画
- 単行本は現在第15巻まで刊行、16巻も準備中
- 出版社はKADOKAWA、連載は「電撃マオウ」
- 各巻で探偵バディの関係性が丁寧に描かれる
- Kindle・BookWalkerなどで電子書籍も配信中
- 一気読みには電子も紙も用途に応じて選べる
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